何を漁ろう

 何がこのblogの有用性なのだろう。一つには、書くことによって知ってはいたが関連付けられていなかった概念の結合が訪れるかもしれない。独り言で解決メソッドだ。もう一つには、年に何人分かは誰かの役に立つかもしれない。ほんの少しずつの価値の増加の総和が自らをひととき満足させる以上の有用性をもたらし得る。
 それにしてもはてなは広いが、同じような興味を持った人はそれほど居ないな。これはやはり人の精神の要素の複合の多様さを低く見積もってしまう傾向があるということか。でもはてなだけで一日一万人くらい書いてるんだって?
 とは言え日本語圏には他にもいっぱいblogがあるので、今後も蒐集していきたい。
 それで、遅まきながら、hatena mapsは素晴らしいやね。地図ばかり見てるのは駄目な子、という軍オタの警告を読んだことがあるが、ちょっとならいいだろう。やはり情報産業に関連する内容が過半を占めているようだ。ちょっと偏りすぎな気もする。科学の面積が少ないのが寂しい。そこらへんの話題を今後も狙っていくか。でもそうすると読者は少ないってことかしら。
 twitterへ縮退していった人が多いのでさらに探索は続くが、あの設計がもたらしている不満な点は長文が少ないってことだな。ある程度の長さがないと衝突断面積がそれだけ減少して反応率が累乗的に落ちていくだろうに…。何乗だか知らんが。散乱なら6乗とかか。でも生産性と相互作用の強さで補って余りあるのかな。実際やってみないと分からんね。
 ともかく文字が読めるというのはそれだけでいいことだ。文章が面白ければなおよい。そして内容が有用であればもう実に貴重な巡り会わせだ。